好きな人と生きていく

ゲームが好きな夫(J-Snake)と妻と子供の話。

宅オフとの付き合い方

妻的視点による宅オフ雑記。長いので注意です。 

 

今となっては、我が家にとって当たり前となりましたが、

結婚当時、戸惑ったのは、宅オフです。

この記事を見てくださる大半の方が、おそらくスマブラ関係者で「宅オフ」という言葉をご存知かと思いますが、ざっくり私の言葉で説明するならば、

ネットで知り合ったスマブラー(殆どが男性)が複数(3人から5人程度)自宅に来て、長時間(大体6時間から10時間)スマブラを対戦する会です。

 

今では我が家では定期的に開催していますが、夫との同居当初、私は宅オフについて知識がなく自宅でオフ会?何するの? 状態でした。

 

そして、初めて、新婚の自宅で宅オフを開くことになり

(何なら、私は千葉から沖縄に赴任したばかりで、転居に伴う家具が全く整っていない状態での開催。婚姻後、夫とは沖縄と千葉で別居生活を約1年半した後の同居でした。)

 

リビングに用意したモニターに向かって、成人男性4,5人がスマブラをし続ける見慣れない光景が繰り広げられたときには、率直に「私の結婚生活大丈夫かしら」、「自宅に私の居場所がない!」、「それはともかく、妻として、参加者にお茶を出すべきなのか。」等と戸惑ったことを今でも覚えています。

 

通常、我が家の宅オフでは、大体午後2時頃から午後10時過ぎまで、夫を含めた6人前後のスマブラーがモニターに向かって黙々とスマブラをし続けます。

 そして、突如、わっと歓声が上がり(おそらくいいスマブラの試合ができた瞬間)

その後黙々と再び対戦・・・。

 

私は、この宅オフの光景を見て、スマブラーではない自分の立ち位置に非常に困ってしまいました。スマブラをするわけでもない、声をかけ邪魔をするわけにもいかない

(=お茶を出す状況でもない)。うーん。さて、どうしよう。

 

結論からいうと、宅オフについては、その状況に「慣れよう」の一言に尽きます。

そして、宅オフ開催当初の私にアドバイスするならば、

①宅オフ参加者はスマブラをしに来ている。スマブラができればいい。

(特段、妻として気を使う必要はない。宅オフを長く続けられるよう、互いにいい意味で気を使わない関係が大切。)

②自分の居場所は自分で作ろう。

(自分の家なんだから。図太くいこう。)

です(笑)。

 

大きく環境が変わらなけば、今後も宅オフは定期的に開催されます。

そして、夫にとっても、オフラインでじっくり対戦できる機会はとても貴重です。

宅オフを開くからには、うまく付き合っていくしかないのです。

宅オフと家庭生活を一つ屋根の下で両立できるようバランスをとっていくことが非常に大切です。

 

 

 休日なんだから、ゆっくり過ごしたい、夫と出かけたい、そんな希望や気持ちもあって仕方ないと思いますが、ゲーマーの夫と結婚してしまったのです。

これは修行です。ゲーマー夫とよく話し合いましょう。そして、結婚は忍耐と苦しみを忘れる都合のいい頭が必要です(笑)。あとは些細なことを幸せだと思える気持ち。

繰り返しますが、何事も慣れです。そして、ちゃんとお互いを理解できれば、自分が(仕事やプライベートで心身ともに)辛いときに一緒に乗り越えていけるようになります。本当にこれは何事にも代えがたい幸せなことです。

 

精神論はさておき、その他、宅オフを開催するにあたって夫婦で話し合ったことや私の課題だったことは以下の通りです。一般的なことですね。

 

①防犯面

 ハンドルネームと顔しかわからない。変な人を連れてきたらどうしよう…!実際に来たら怖いおっさんだったら!住所を悪用されたら!そんなことまで考えました。

そのため、参加は、夫と面識ある人のみ可能に。あとは、私が直接、大会や対戦会に参加して実際にスマブラーと関わり、自分の目で確かめることを心がけています。

 沖縄県内のスマブラーは大体、把握するようにしています。直接、会ってどんな人物が分かれば不安も減ります。遠征者で面識がない場合は、不安も大きいですが、SNSYouTube、ブログなどで事前にその方について調べています。あとは信じるのみ。細かいことを考えても結局は会うまでわかりません。

 そして、宅オフに来た参加者や遠征者とは、積極的に話すようにしています。その方の生き方や簡単なバックグラウンドを知ることができ、その方に興味が持てます。そのうちお泊り大歓迎になります。こうなってしまえば、自分としてもすごく気持ちが楽になります。

 

②宅オフ中の私の過ごし方

 通常、我が家の宅オフは、昼過ぎから夜(午後7時から遅いと深夜0時過ぎ)まで開かれています。宅オフ中は家事(特に衣類の洗濯)はできません。

必要なことは事前に済ませています。

宅オフ中は、我が家の間取り上、リビングで残されたのは寝室のみなので、タブレットや本を持ち込んで引きこもるか、美容院に行ったりと自分一人の時間を楽しめるよう外出します。あとは、一緒にスマブラを観戦したり、スマブラーとおしゃべりしたり。参加者が一人、二人くらいなら、ごく稀にご飯を作ってお出しすることもあります。

習うより慣れよう!!慣れると、自然体で自分が過ごしていても、それほど気にならなくなります。はじめは、宅オフ中に気軽にお手洗いもいけませんでしたが、今では、宅オフでも化粧もせず、夜には普通に入浴し、すっぴん、Tシャツでうろうろしています。

 

③宅オフの開催日程が直近まで決まらないことについて

 我が家では夫の方針によって、前日または当日に開催するかが決まります。

 「毎月第〇曜日〇時から〇時」と事前に決めてほしいとお願いした時期もありましたが、日程にとらわれず気軽に自宅で開きたいという夫の意向が強く、尊重せざるを得ませんでした。確かに、夫にとっても休日なので、ゆっくり過ごすか宅オフを開くかなんて自由に決めたいという気持ちもわかります。

 そのため、宅オフをせずに夫婦で出かけたいときには、事前(遠出だったら1か月以上前)に夫に予約をします(笑)。夫は引きこもりで出かけたがらないので、宅オフがなくても引っ張り出すのに一苦労ですが、無事に成功すると、こうなります。(ダイビング、いちご狩り)

 

 

④掃除、衛生面

 宅オフ前の掃除と宅オフ後の掃除は夫がやることになっています。

 夫にはリビングや廊下をクイックルとダイソンをかけてもらい、カーペットを全面コロコロ(粘着テープ)、トイレ掃除をしてもらっています。私は台所や玄関、手洗い場、宿泊者がいるときの寝具の準備やお風呂掃除を担当しています。水回りはとても気になるため、私が担当しています。

宅オフを開いてびっくりしたのは、男性が複数人、長時間、スマブラをして汗を流すとそれなりに部屋が汗臭くなり、室温も高くなるということです。誰が悪いわけでもなく、仕方ないことなんですが、宅オフ解散後の空気の入れ替えやファブリーズ、宅オフ中のエアコンや扇風機は必須です。

 

⑤宅オフルール

 参加費や冷蔵庫の使用方法などについても相談しました。お手洗いについては、座ってしてもらうよう希望を伝えました。冷蔵庫は自由に開閉OK、ウォーターサーバーの水も自由に飲んでOKにしているので、基本的に飲食は自由です。参加費は上記の衛生費や掃除用具の一部としています。今のところ、宿泊者ともに一律1回、100円とわかりやすく設定しています。ご厚意による増額、持ち込み、差し入れも大歓迎です。みなさんからは、ジュースだったり、ファミリーパックのお菓子だったりを提供していただき、過ごしやすい環境にご協力いただいています。いつもありがとうございますm(_ _)m

 

++

ざっと、夫婦で話し合ったことや私のスタンスはこんな感じです。

 

私の周りには、ゲーマーの妻がいなかったため、同居当初は、休日くらい夫とゆっくり過ごしたいという気持ちが強く、自分の気持ちをどこに持っていけばいいのか、夫との向きあい方がわからないことも多くありました。さらに、宅オフはプライベートな休日の生活をさらけ出す場なわけで、単に、夫のゲーム愛を理解すればいいという話ではなく、自分とほかのスマブラーとの関係をどのように保つのかも大切になってくるということに気づきました。

 

夫のゲーム人生と運命を共にしなければならないという現実を踏まえ、精神的に楽でいられる方法を探すことがとても大切であり、私は、夫の交友関係を把握して、顔の見えるお付き合いができたほうが気持ち的に楽なので、積極的にかかわる方向でいます。私のキャラをわかってもらっていたほうが伸び伸びとふるまえるので楽でもあります。(逆に、人によっては、全くゲーム界隈に干渉しないという関係があっても私はいいと思います。)

 

最後になりますが、特に女性は気持ちを受け止めてもらえないことで被害感情が増幅する傾向があるように思うので、信頼できる方に話すなどしてうまく気持ちを整理し、元気が出たら、また夫婦で話し合い、夫婦とゲームの適切な距離感や関係を探っていく。これに尽きるのかなと今では思っています。

当初は、戸惑いや不安の連続でしたが、今では程よく夫との時間を大事にしながら、宅オフを開けるようになりました。何かの参考になればうれしいです^^

 

長い記事でしたが、

最後まで読んでくれてありがとうございます★

今後、こんな話題を取り上げてほしい等ありましたら、ぜひ教えてくださいね!